結婚のご祝儀に足す形でプレゼントを用意することがあります。
結婚式当日は時間の確保が難しいため、前もって届けておくのがマナーです。
結婚を祝う場合に、渡してはいけないような物品や、配慮するべき数字が
あるのです。
例えば、刃物や割れ物に該当するものは結婚のお祝いとして
好ましくないということです。
包丁やナイフのようなものや、陶器やガラス製品、鏡のようなものが主です。
刃物は「切れる」を、割れるものは「割れる」を紐付けて考えさせるものです。
ナイフや包丁はともかく、コーヒーカップやティーカップなどについては
変な気持ちにさせずに済むでしょう。
両方、割れ物になりますが、新郎新婦側の意見として「あり」なら
OKだとされています。
この頃は、割れると数が多くなることを幸せが多くなることに結び付け、
いちいち細かいことは考えないという新郎新婦もいます。
これにより、グラスやカップ、花瓶のような割れ物に分類されている品物を、
ご祝儀に足す形で贈ることも増加傾向にあります。
カップは2個セットが基本になります。
偶数はタブー視されていますが、この場合には1ペアと受け取ることが
可能ですから、マナーに反することはありません。
数字の中で禁じられているのは2・4・9と言われています。
割れると考えられる数字であったり、死や苦しみを感じさせる数字で
あったりするからです。
例外としては、2客セットのカップ同様、1ペアになっていたり、
1ダースの品物であるなら不快な思いをさせることはありません。
この頃はお祝いされる側が嫌な思いをしない限りは一向に構わないでしょう。
一方、プレゼントを受け取るのが異性のときには、
安易に選ぶのは良くありません。
個人で身に着けられるものを渡すのは勘違いされてもおかしくないので、
結婚のご祝儀のことでトラブルにならないように贈り方には神経を使いましょう。
ペアで使用できる品物を選んだり、連名で贈るなどの配慮が大切と言えます。