ご祝儀のお返し

結婚においては、式や披露宴に参席した人のみから、
ご祝儀を受け取るとは限らないのです。

 

結婚式や披露宴に出た人には引き出物でお礼をすることができますが、
その他の人にはご祝儀の形でお返しをする必要があります。

 

絶対にお返しをしなければならないと定められているわけではありません。
しかしながら、現実には7割の人たちがご祝儀のお返しをしています。

結婚のお祝いを貰ったら、忘れないうちにリストを作成しておきましょう。

 

常識的なご祝儀のお返しとしては、結婚式終了後1ヶ月以内に
送付するようにします。お返しの金額は大抵、ご祝儀の半額で、

その金額に見合う品物にするのが良いという見方がされています。
お祝い返しで人気のある品物は、生活雑貨のような実用性の高いものです。

 

ご祝儀にお祝いを足す場合には、タブーとされる品物がありますが、
お返しについては深く考える必要はないのです。

 

結婚式までにお祝い返しを決めておけば、
結婚式終了後まもなく贈ることが可能なので、

この場合には「寿」の表書きにするのがマナーです。

 

「寿」は結婚式を開いてから1週間が経過することで、使えなくなってしまいます。
それ以降にご祝儀返しを贈るなら表書きを「内祝」にします。

 

これはお返しを販売している店舗で質問することができますが、
押さえておくと良いでしょう。

水引の下部分に記す姓は、新しい姓とする必要があります。

 

結婚式や披露宴を欠席した人にお返しをするのであれば、
届けてくれた人と直接顔を合わせるわけではないので、

お礼状などを付けるのが好ましいでしょう。

 

親しい間柄の人には、新婚旅行でのお土産を用意したり、
新居を訪れてもらってお返しをするという選択肢があります。